農と食

ぶどうの豆知識

歴史

ぶどう

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ブドウの歴史は紀元前4000~3000年と古く、古代エジプトの壁画にも栽培の様子が描かれています。日本への渡来ルートは、中近東地方から古代ヨーロッパ、その後シルクロードを横断して中国へ、そして奈良時代に中国から日本に伝わったといわれています。

おいしいぶどうの見分け方

ぶどうの実を触ってみて、実が固く皮が張っているものはあまり甘くありません。ほどよい弾力があり、また、水っぽくないものを選ぶのがポイントです。日照りが続いていたときに収穫した果物は、適度に水分が抜け糖度が高くなります。逆に雨が上がってすぐに収穫したものは、水分を多く含み、傷みやすく日持ちがしません。
また、色が濃いものは、味も濃く、色が薄いものは味も薄く水っぽいです。ぶどう全体を見たときに、実の色が濃く、実の大きなものを選びましょう。

栄養

ぶどう
ブドウの皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をキレイにする働きがあるといわれています。そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。デラウェアなどの赤ブドウには、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。
また、果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は疲労回復に効果があるので暑い夏のエネルギー補給に最適です。

保存とおいしい食べ方

ぶどうは日持ちしないので、なるべく早く食べましょう。食べきれない場合は新聞紙でくるむかビニール袋にいれて野菜室で保存します。果皮についた白い粉(ブルーム)は鮮度を保つ役割を持つため、食べる直前まで洗い流さないようにしましょう。なお、ブルームは食べても大丈夫です。
また、ブドウは肩の部分(上のほう)が甘いため、房の下の方から食べていくと甘みが強くなって美味しく食べることができます。

ぶどう便り

春日井から小牧の丘陵地帯にかけ生産がさかんで、7月下旬から収穫が始まり8月いっぱい続きます。巨峰を中心に露地栽培をしており、シーズンには直売農園が多く開かれます。

ブドウ研究会の圃場巡回

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品評会

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葡萄のジェラート

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